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ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法です。その他ご相談もお受けします。 埼玉県鴻巣市にセラピールームがあります。 遠方の方には出張セラピー、スカイプ・電話によるセラピーも行っています。 詳しくは下記ホームページを参照し、お問い合わせください。 ラカン精神科学研究所ホームページ http://lacan-msl.com/ 登校拒否、引きこもり、ニート、自殺念慮、非行、家庭内暴力、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、家族問題(子育ての悩み・親子関係・夫婦関係)・・などその他ご相談ください。
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(以下は分析家仲間の金谷氏のHPにある金谷氏の今月のメッセージを私のブログで紹介しているものです。)

〔テーマ「不登校と育てなおし」〕

 新学期が始まった。
私のクライアントの子供さんは、登校拒否ぎみで母親と共に登校している。しかし、母親にベッタリしているわけではない。
学校に行けば普通に行動している。ただ、一方的に押し付けられるとあまり進んではやらない。
でも、自分が気に入った事であるならば、一生懸命やる。
それが教師にすれば、わがままに見える。時には強引にやらせようとして泣かせてしまう。
その上、先生は母親に「これでいいのですか?私は子供さんの将来のことを考えると心配です。」と言う。
教育とは、一方的に押し付けるものであろうか?個性はどうして育てていこうとしているのか?
我々には分からない。本当に学校に大切な子供を預けて良いのか?とさえ思う。
 学校は集団生活を学ばなければいけない。学校はその訓練の場と大義名分をかかげ、その実態は皆で同じ事を同じ様に出来る事を目的としてやらせる。
やりたくないとか、出来ないとか言う個人の能力や思いは完全無視。
同じ様に出来なかったり、皆より遅くて遅れるような子は、あたかも障害者の様な扱いをされる。
先生にそれを差別じゃないのかと指摘すると「私は、全員が同じ様に出来るような指導をしているのです。」と。
其れは自分が、「すばらしい先生ですね。」と良い評価を得たいが為にやってるように思える。

 私達は、不登校児の為には母親と共に登校させるという方法をとっている。
事実この方法を行ってみて、よく分かった事は、明らかに障害者と分かる子供は別として、個々に能力もありながら、少しついていけない・性格が内気で消極的な子供を、良い方向に引き上げていく教育方法を学校は持っていないという事実である。
文科省が作ったカリキュラムに基づき、施行しているが、ほとんど現場の教師の主観で対応しているように思う。
だから、自らの私見を語ってしまうのである。
 当研究所では、不登校になれば「学校に行かない」という行動で何かを訴えているのだと受け取る。
ただ単に、学校に行けるようにするだけの目的だけでは行動しない。
学校に行けなくなった原因を、母子関係・家庭環境・親〔祖父母も含め〕のキャラクターなどを分析し、それらが何らかの影響を与えてないか?
学校に行けない。すなわち社会に出て行く事が困難であると言う視点でとらえ、その子の一生の問題と考えてそこに修正をかけるようにしていく。
単なる「行きたくない。」等と言うわがままな理由ではない。本人も分からないのである。
説明のしようがない難しいことなのである。
外部から見ると、意気地が無い・情け無い・怠け者のように見える。
周囲や教師達は、多分この様に見えてる。
だから、本人が「行く」と言うまで待ってほしいと親がお願いしても、熱血先生は朝早く突然迎えに来たりする。
そのことは先生として良い教師と思われるかもしれませんが、子供側にとって・・・親が頼んで来させたのだと思い、先生も親も信用しなくなるという事などは先生側は気付きもしない。
そして子供は、ますます引きこもってしまうという最悪の事態になってしまう。
又、教師は「君はやれば出来るのだ!」等と叱咤激励をしたつもりだろうが、子供はこう思ってしまう。「やれば出来るのに、出来ないのは、ダメな人間なんだ。」と無力感を感じて、落ち込み、何もしなくなる。
唯一自信のあるゲーム、なら出来る体験を持っているから、ゲームのみに打ち込む。
私達はいつも教師に言う。「何かしてくれとはお願いしない。お願いだからじゃまだけはしないでほしい!こちらが何をしているのか説明は都度しますから。」と。
こう言っても、一ヶ月と待たずよけいな親切をしてくれる。
本当の親切は、無理やり学校に来させようとはしないでその子のペースに合わせて、ゆっくり集団の中に入っていけるように見守り支援していく事でしょう。
何故?子供のペースに合わさなければならないのか?
不登校になってしまうのは、
まず主体性を奪われているから。
自主性を育ててもらっていないから。
そしてこれが上手く使えないから
「自我」アイデンティティーが脆弱になり、自ら動くという初歩の行動が出来なくなっているのである。
 朝起きて学校に行くという簡単な事が出来ない。これには「育てなおし」しか方法はない。
そしてそれを母親と共にやっていく事が一番なのである。しかし、これには問題がある。
ずっと母親がそばにいて行動するため、他人は甘えてる・たよりない子供・どう見ても自立させている様には見えない。
母親は信じて行動しているが、どうしても学校や周りの人たちはこの行動だけをみておかしいとか言ってくる。
子供は、どんどん元気になって行くが、積極的に学校へ行く方向にはならない。逆に「行かない」と決めても母親はそれに従ってくれるから堂々と休む。そこで母親はもっと辛い立場に立つ。
積極的には学校に行ってくれない子供を先生は障害者のように扱う。周りは共感してくれない。
孤立無援の状態でやっていかなくてはならない。
でもなんとか学校に行って欲しいという願いから頑張るのだが、周りの目に負けてしまう事もある。
 この方法は,見た目は悪いように見えるが、実は自分の思ったとおり出来て、自分の要求が自由に出せて、自由な行動が出来ることにより、主体性・自主性・自我が育って行き、いつか学校に行くと言う力も出てくると言うことなのです。
人間は、好きな事ならどんなに難しい事でもやっていく、嫌な事はどんな小さな事でもやりたくない。やる気を育てるには、どちらをすれば良いかおのずと分かる。
 文科省は、学校の授業時間を増やしたが、ますます学校が嫌になる。時間を増やすのではなく、何故授業内容を興味引く面白い内容にしようとは思わないのか。
それは、上に立ってる人達が受験地獄を味わってきて、それが当たり前だとマヒしてしまってるから。時間を増すことぐらい平気なのであろう。この付けが悪く回ってこない事を祈るだけである。

所長  真理攫取

http://www.k5.dion.ne.jp/~kanaya/index.htm金谷精神療法研究所

http://lacan-msl.com/contents.htmlラカン精神科学研究所 のホームページもご覧ください

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プロフィール
HN:
登張豊実(2014年改名)
性別:
女性
職業:
インテグレーター(精神分析家)
趣味:
スポーツ 着物
自己紹介:
1958(S.33)年 滋賀県大津市に生まれる。
1983(S.58)年 結婚とともに京都市伏見区に住む。後に二女の母親になる。
1994(H.06)年 精神分析を受け始める

 二人の娘をのびのびと心豊かに、優しく育てたいと願いながら、全く逆に口うるさく命令指示し、手さえ上げてしまう自分に愕然とし、これは治療の範囲であることを自覚し、分析治療に入る。

1996(H.08)年 大沢精神科学研究所のインテグレーター養成講座で、3年間精神分析理論を学ぶ。
1999(H.11)年 吉川精神科学研究所を開設する。
1999(H.11)年 母親教室開始。
2001(H.13)年 吉川精神科学研究所ホームページ開設
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所に名称を改め、インテグレーター名を天海有輝とする。
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所ホームページ開設
2005(H.17)年 京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワーク協力参加
2007(H.19)年 天海有輝のセラピー日記(ブログ)開設
2007(H.19)年 ㈱ラボックスの「京都良店」に「京都良店的深層心理テスト」掲載開始。
2007(H.19)年 分析理論講座・インテグレーター養成講座開始。

 ラカン精神科学研究所の名称と、インテグレーター名「天海有輝」は、精神分析的考えのもと、他者の願望や欲望によって付けられた、子ども時代の名前を改め、自らの意思と主体性をもって、自らが名づけました。フランスの分析家ジャック・ラカンを目指し、また無意識という闇を意識の光で照らし、自らも天と海の間にあって、光り輝く人となるように、そういう意味を込めました。

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