現実(対象)に対して主体的に関わり対応出来ることが健康な心の状態です。
http://archive.mag2.com/0001106260/index.html ラカン精神科学研究所メルマガNo.59 「主体性と意志を持って生きる」でも書きました。
主体的に関わるとは、自分の意志を持って、誰に言われたからでもなく、
命令指示されたからでもなく、自らが対象に向かうということです。
そのために必要な事は、現実(対象)に対して信頼があることです。
不信があれば現実(対象)は敵です。
敵に対しては、文句を言って人ばかりを責めます。
そして逃げるか戦うかのどちらかの一方通行になります。
現実(対象)に信頼がなければ、関わりを持とうとはしません。
自分と現実(対象)の間に、信頼と親和性があることが正常で健康なことです。
心を病む人は、現実(対象)を信じられず、本当は人に頼り甘えたいのに、
人に頼れない、甘えらえないで孤立していきます。
いつもしたいこと出来ずに、欲求不満と葛藤に悩まされ、
他者ばかりか、自らが自らに歯向かうようにも感じ、
ますます苦しくなることになります。
先生は生徒を信じない、生徒も先生を信じないとなるとこれは大変なことです。
教育という名のもとに管理し、学校や先生の価値観を押し付けることにもなりかねません。
家庭においても親子が互いに信じ合わなければ、相互性はなく一方通行の交流となります。
そこにあたたかい心の交流はありません。
人としての基本に大切なものは、0~1.5歳の間に最初に学習される『基本的信頼』です。
わずか生後18か月の時期に人が学習することだということは、
世間一般にもあまり知られていません。
生後18ケ月の時期に欠けたものを後に学習するには、時間と労力とお金もかかりますが対応することです。
これから子どもを持つことを考えている方、また子育て中の方、
基本的信頼の大切さを知って、今日から今から子どもさんに対応しましょう。
インテグレーター(精神分析家) 登張豊実
tp://lacan-msl.com/ラカン 精神科学研究所のホームページ
http://mama.lacan-msl.com/ オールOK!子育て法
http://archive.mag2.com/0001106260/index.htm lラカン精神科学研究所メールマガジン
03 | 2018/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
16 | 17 | 18 | 20 | 21 | ||
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
1983(S.58)年 結婚とともに京都市伏見区に住む。後に二女の母親になる。
1994(H.06)年 精神分析を受け始める
二人の娘をのびのびと心豊かに、優しく育てたいと願いながら、全く逆に口うるさく命令指示し、手さえ上げてしまう自分に愕然とし、これは治療の範囲であることを自覚し、分析治療に入る。
1996(H.08)年 大沢精神科学研究所のインテグレーター養成講座で、3年間精神分析理論を学ぶ。
1999(H.11)年 吉川精神科学研究所を開設する。
1999(H.11)年 母親教室開始。
2001(H.13)年 吉川精神科学研究所ホームページ開設
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所に名称を改め、インテグレーター名を天海有輝とする。
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所ホームページ開設
2005(H.17)年 京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワーク協力参加
2007(H.19)年 天海有輝のセラピー日記(ブログ)開設
2007(H.19)年 ㈱ラボックスの「京都良店」に「京都良店的深層心理テスト」掲載開始。
2007(H.19)年 分析理論講座・インテグレーター養成講座開始。
ラカン精神科学研究所の名称と、インテグレーター名「天海有輝」は、精神分析的考えのもと、他者の願望や欲望によって付けられた、子ども時代の名前を改め、自らの意思と主体性をもって、自らが名づけました。フランスの分析家ジャック・ラカンを目指し、また無意識という闇を意識の光で照らし、自らも天と海の間にあって、光り輝く人となるように、そういう意味を込めました。