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ラカン精神科学研究所では、心の病、悩み相談・治療をしています。薬物や催眠・暗示を使わず主に精神分析という対話療法です。その他ご相談もお受けします。 埼玉県鴻巣市にセラピールームがあります。 遠方の方には出張セラピー、スカイプ・電話によるセラピーも行っています。 詳しくは下記ホームページを参照し、お問い合わせください。 ラカン精神科学研究所ホームページ http://lacan-msl.com/ 登校拒否、引きこもり、ニート、自殺念慮、非行、家庭内暴力、神経症(強迫神経症・不安神経症など)、恐怖症(対人恐怖症・広場恐怖症など)、パニック障害、摂食障害(過食症・拒食症)、家族問題(子育ての悩み・親子関係・夫婦関係)・・などその他ご相談ください。
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西洋においては「個」が尊重され、自己主張すること、自己価値が重んじられる。
ところが東洋においては、仏教の教えにあるように、「我に執着する」自己愛は煩悩の最たるものである。
日本人は、「我執」「うぬぼれ」というように、自分に愛着したり執着することを、いいこととはみなさず、それを迷いとみなし、そこから開放されることが課題とする。
文化論的にいえば、西洋人の場合は自己の権利を主張したり、自己を愛したりすることは当然であり、自尊心(プライド)はいい意味で使われる。
しかし日本人の場合、自分自身を誇りにしたり、愛したりすることをいいこととは考えない。
常に他者からどう評価されるかという受身的な自己愛である。
相手本位の日本人の場合、自己確信的・自己主張的に自分を独善的に主張し発揮することは「わがまま」であり、脱却すなければならないという考えが方が強くある。と小此木啓吾氏は著書『自己愛人間』 で書いている。

自分の自己愛を引っ込めて、他者を尊重するという配他的(他者に配慮する)態度が日本人の思いやりである。
文化人類学的にみると、日本人は農耕民族であったために、その土地に住み続け、周りの人と助け合い、協力し合って暮らしてきた。
飢餓になったときには、お互い助け合う必要があり、人の援助を期待せざるを得ない。
そのためどうしても、他者に配慮的になる。
それは他ならない自分が気を配ってもらいたいからである。
自分が相手にしておけば、相手も自分にして返してくれるだろうという思いのもとにする。
ここに見返りを期待する、恩を着せるということがある。
遊牧民のように移動するならば、たとえ嫌なことがあってもそのときだけのことで終わる。
草がなくなればその場を立ち去るので、同じ人と再び合うことはまずなく、してあげたことの恩、見返りなど期待しないため、自然にボランティア精神が育つ。
日本人はまず自分のことを犠牲にしても、他者に配慮しなければならないという民族的無意識がある。

自己愛で大事なのは、エロス的交流。(自分の快と満足が、相手の快と満足になるような交流)
このエロス的交流を、人はまず最初の対象である母親と体験し、母に愛されるよい対象自我を自己の中にイメージできる。
ところが、多くは自分の欲求の抹殺が相手を喜ばせる。
いってしまえば、自己主張しないこと、欲求を出さないこと、自己愛の抹殺が母を喜ばせる。
欲しがらないこと、自分を出さないこと。
そうして、母の欲求を読み取り、母に気に入られるように母に合わせて生きる。
そこに自分というものはない。
結果自分は何が好きなのか、何をしたのかわからなくなる。
だからクライアントには、「好きなことをしましょう」という。
すると、「好きなことしていいんですか?」「そんなこと学校でも家庭でも教えられませんでした」とか、
「好きなことしたいが、何をしたいのかがわからない」と言う。
分析を通して、自分を見つめ、自分を知り、主体性を取り戻し、好きなことができる自分になる。
そして自分らしく、いきいきと生きて欲しいと願う。
              (11/29 インテグレーター養成講座内容の一部より)

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プロフィール
HN:
登張豊実(2014年改名)
性別:
女性
職業:
インテグレーター(精神分析家)
趣味:
スポーツ 着物
自己紹介:
1958(S.33)年 滋賀県大津市に生まれる。
1983(S.58)年 結婚とともに京都市伏見区に住む。後に二女の母親になる。
1994(H.06)年 精神分析を受け始める

 二人の娘をのびのびと心豊かに、優しく育てたいと願いながら、全く逆に口うるさく命令指示し、手さえ上げてしまう自分に愕然とし、これは治療の範囲であることを自覚し、分析治療に入る。

1996(H.08)年 大沢精神科学研究所のインテグレーター養成講座で、3年間精神分析理論を学ぶ。
1999(H.11)年 吉川精神科学研究所を開設する。
1999(H.11)年 母親教室開始。
2001(H.13)年 吉川精神科学研究所ホームページ開設
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所に名称を改め、インテグレーター名を天海有輝とする。
2004(H.16)年 ラカン精神科学研究所ホームページ開設
2005(H.17)年 京都府青少年の社会的ひきこもり支援ネットワーク協力参加
2007(H.19)年 天海有輝のセラピー日記(ブログ)開設
2007(H.19)年 ㈱ラボックスの「京都良店」に「京都良店的深層心理テスト」掲載開始。
2007(H.19)年 分析理論講座・インテグレーター養成講座開始。

 ラカン精神科学研究所の名称と、インテグレーター名「天海有輝」は、精神分析的考えのもと、他者の願望や欲望によって付けられた、子ども時代の名前を改め、自らの意思と主体性をもって、自らが名づけました。フランスの分析家ジャック・ラカンを目指し、また無意識という闇を意識の光で照らし、自らも天と海の間にあって、光り輝く人となるように、そういう意味を込めました。

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